約三週間程前、諸事情あって私が断乳を担当した。なかなか精神も肉体もボロボロであったので、ねつかない子に、苦し紛れに瞑想で応対したら、それが上手くいったのだった。そこで、日々呼吸を見る瞑想をしていて、断乳をどうしても担当しなければならず、子供が泣きやまして自分が眠りにつきたいと思っている誰かがいつか見るように、次のことを伝えておきたい。
- 泣いている子供をとりあえず泣かしておく。
- あぐらをかいて背筋をぴんと伸ばす。
- 自分一人で少しだけ瞑想する。3,4回程度呼吸を数え、呼吸を整える。
- あぐらの足の中に子を縦にして抱っこするのと同じような形にして抱く
- 子の顔を右か左かに向け、自分の肋骨の膨らみ縮みが子の体に伝わるように、子の耳を頭をみぞおち辺りに接触させる。
- 背筋を伸ばし、できる限り呼吸が深くなるように気をつけて、瞑想する。
- 自分のことも、子のことも、何も考えないようにして、呼吸をひたすら観察する。
- 観察が雑念によって妨げられたら、自分の腹部や胸部の伸縮が子どもに伝わり、また子の呼吸も自分が感じ取れるように神経を集中する。
- 子も自分も、呼吸の出入りの点では何も変わらない、ということを意識する。
- 5から9を繰り返す。